知らず知らずとはまってしまう負けパターンを回避せよ
|||勝負において、勝者と敗者には雲泥の差がある
そんな事はみなさん、ご承知の事でしょう。
あなたが、もし、勝負にこだわるならば、騙し合いにもこだわらなくてはなりません。
さて、野球には『かくしだま』なんて物がありますし、サッカーでは『マリーシア』(ポルトガル語: malicia)と呼ばれています。
騙し打ちなんて卑怯な事をしたくない!
と思われたあなた、私もしたくはありません。それに、マリーシアは、卑怯さよりも、強かさに近い言葉です。
相手を騙して勝つことは気持ちが悪いかもしれませんが、騙されて負けた場合はどうでしょう。きっと眠れない夜をいくつも過ごす事になるでしょう。
負けない為には、卑怯な方法を学ばなければなりません。あくまで、対抗措置としてです。
|||国を取る方法
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「王様! 敵が攻め込んできました!」
「なんと、我が国は壊滅状態じゃ……しかし、何とか撃退したぞ!」
「王様! 敵がお金を貸してくれるそうです!」
「なんと、これで何とか国を立てなおせるぞ……しかし、借金返済の変わりに言うことを聞かなきゃならん……どうにか返済してしまおう」
「王様! 敵がたくさん奴隷を連れてきてくれました!」
「なんと、これで我が国の労働力は安泰じゃ、それに、何から何まで教育の行き届いた有能な奴隷ばかりじゃのう……」
「王様、奴隷が言う事を聞かなくなりました!」
「なんと! 今では国民は働きも戦いもせずに安心して楽をして暮らしておったのに……奴隷が働いてくれないと、ワシの足の裏を掻いてくれるのは一体誰なんじゃ?」
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王様を倒して国を奪うやり方は、マイナス面が大きいので大国はこの作戦をあまり使わなくなりました。
代わりに登場したのが経済支配でしたが、経済を猛追して来た中国がイニシアティブを取る事は、もはや決定的です。
資本主義の世の中では、お金を沢山持っている方が圧倒的に強いです。会社を経営されていて、投資話に目がくらんで、気が付いたら株をほとんど持って行かれてしまったなんて方も少なくは無いでしょう。
もし、その作戦をはじめから知っていれば、引っかかる事は無かったかもしれません。しかし、相手はまた新しい方法を考えてあなたを騙しに来ます。
その新しい作戦とは、今私が一番懸念していることです。
|||リケダンリケジョが日本を救う!
トップを追い落とす、もしくは、首根っこを押さえるというやり方は、目立ちますし、大きなパワーが必要です。パワーで勝てない相手には、少しずつ崩して行く事が有効です。
奴隷の代わりに、ロボットがあなたの身の回りの世話を焼いてくれたらどうでしょうか。奴隷は倫理的に問題がありますが、ロボットならば心置きなくわがままを言えそうです。でも、本当にそんな時代が訪れて、われわれの孫やひ孫の世代になったとき、果たして自分で料理や洗濯をする事が出来る人間が残っているでしょうか。
スマートフォンはあっという間に世界を席巻して、スマホが無いと、生きていけないと言う人が既にちらほら見えます。ロボットはそうはならないと言いきれる人がいるでしょうか。
世界の隅々にまでロボットが行きわたった後、言う事を聞かないと、ロボットサービスを止めます!
と言われたら、料理も洗濯もできない人達はどうするでしょうか……きっと、従わざるをえないでしょう。
私が懸念しているところはここです。
日本でのロボットの開発を減速させてはいけないのです。
日本人が夢見た友達としてのヒューマロイドを、アメリカが資本と技術に物を言わせて完成し、世界中に売り渡します。
ロボットに仕事を奪われる!
というのは、のんきな予測です。
仕事を奪ったロボット達は全てアメリカ製だった……なんて事になりはしないでしょうか。
そして、AI人工知能も同じです。
アメリカで作られたAIはいずれ世界戦争を起こすでしょうが、 日本生まれのAIは、きっと、戦争を止めるために奔走するでしょう。
日本のリケダンリケジョの双肩には、世界平和がかかっているのです。
がんばれ! リケダンリケジョ!