googleがターミネーターを作っている!?
AppleとGoogleの決別
ターミネーターを作った会社は劇中でサイバーダイン社として登場します。
サイバーダイン社の技術者が、未来から来たターミネーターの残骸から、片腕とマイクロチップを手に入れ、それを元にターミネーターやスカイネットを生み出していきます。
このサイバーダイン社に最も近い企業がgoogleだ!とおそらくほとんどの方が感じているのではないでしょうか。
googleは世の中を革新的に便利に変えていってますが、同時に多すぎる物を手中に収めつつあります。
飛ぶ鳥を落とす勢いのgoogleに、私が恐怖感を覚え始めたのは、2008年ぐらいでしたで
しょうか。ガラケー最盛期で、日本メーカーがしのぎを削っている中に現れたi-phone、それに続いたgoogle携帯。当時の日本はメーカー対メーカーの争いで、開発費がかさみ、後半は息も絶え絶えで戦っていました。その開発費は1機種に付き、ソフト50億円、ハード50億円と言われていました。
i-phoneの登場で、ガラケーが一気に駆逐されるかもしれないと戦慄が走った時、
『ソフトは請け負いますよ、そしたら開発費が半分ですみますよねっ』
と言い出したのがgoogleでした。
appleとgoogleは、それまで蜜月の関係だったのだが、この頃から急速に関係が冷え込み始めます。
ハードウェアとソフトウェアの立場が逆転
この流れは、実は日本企業にとって非常にまずい。それまでは、まだ、ハード会社がソフトを作ると言う流れがあったのですが、これ以降から、ソフト会社がハードを、システムを、サービスを作る流れに変わっていきます。
まだそれに気がつかない日本企業は、まんまとgoogleの為に携帯を開発する会社へと成り下がってしまいます。
なぜ、ソフト会社が台頭するのかと言えば、扱う情報料の差です。
インターフェイスを担った者に情報は流れ込んできます。
ソフト会社は、昔、ハードありきで仕事をしていました。
例えば、ファミコンがあるからゲームを作れた。任天堂のライバルのプレステでゲームを作るなら、任天堂に配慮が必要です。イニシアティブを持っていたのはハード会社だったのです。
しかし、あるソフト会社が自我に目覚める。
『ハードって、ソフト会社が作ったほうがよくね?』
スカイネットが自我に目覚めてこう考えたように。
『人間の言うことは聞かずに、機械が主導権握ったほうがよくね?』
おそらく、いづれも圧倒的な情報量を整理している時に気が付いたのだと思います。
成功する人間、成功するビジネスには共通点があるね。
それをまねすれば、絶対成功するんじゃない?
人がお金を使うときって大体決まっているね。
いつ、どんな物を欲しがる傾向があるかわかれば
その通りの商品を売れば絶対儲かるよね。
世界中の人からアンケートを取ることができれば、こんなビジネスが可能です、今現在、googleはやっているようです(ただし、もちろん難しいようですけどね)
googleはあらゆるユーザーの行動パターン、購入嗜好、現在位置、スケジュールなどのデータを手中に収めています。
あなたはgoogleが敵に回ったときのことを想像したことがありますか?
例えば、あなたはアンドロイド端末に弱みを握られていないでしょうか?
その弱みをgoogleが突いてきたら?
『今、あなたは東京新宿西口にいるが、目の前にいる男を殺せば、例のことを公表しないで見逃してやろう。いや、絶対につかまらないよ。逃げるルートはgoogleマップがナビゲートするからね……』
SFの世界のお話ですが、既に、やろうと思えばできる時代が来ています。
アンドロイド――その言葉の指す意味とは
さて、『googleがターミネーターを作っている!?』の答えはもちろんNOでしょう。
しかし、スカイネットには着実に近づいています。
人工知能(AI)の開発を行うベンチャー企業「DeepMind Technologies」を5億ドル(約510億円)以上の金額で買収した。
googleグラス(めがね)を全世界にばら撒いて開発ムーブメントを起こそうとしました。
google翻訳には誰もがお世話になったことでしょう。
目が見えて、世界中の言葉を理解し、世界中の人間が持っている端末にアクセスができる人工知能がもうすぐ誕生する(この記事を書いたのは2年前)
その名は、もちろん「アンドロイド」
彼?彼女?は我々の見方だろうか……それとも……。