#革命のファンファーレ を読んだら必ず感想文を書け
『がんばれ!リケダンリケジョ!新入社員の君に告ぐ!革命のファンファーレはこう読め!』
#革命のファンファーレを読んだら必ず感想文を書け
と僕の好きな人が言うので、しょうがなくペンをとった次第です……。
と、いうわけでどうせなら、このブログのメインテーマとひっかっけて、
『がんばれ!リケダンリケジョ!新入社員の君に告ぐ!革命のファンファーレはこう読め!』
という、長ったらしいタイトルで書いてみたいと思います。
早速ネタばらししますが、この本で一番面白いところは、
『ドモホルンリンクル』と『ヴィダルサスーン』は僕の中での「必殺技っぽい名前」のツートップだ。
というところです。
あとは、趣味が分かれるところですが……
チ〇凸待ちのア〇ル
こんなところに赤線引きたくなかった……
のいづれかです。
そして最も素晴らしい言葉は、
「努力は必ず報われる。報われない努力があるとするなら、それはまだ努力と言わない」――王貞治
ですね。これだけでも、この本を買う価値があるってもんです。
間違いない。
あとは、徹頭徹尾、ずーーーっとお金の話……。
あ、ここ重要です。↑この上の行を読んで、「金かよwww」って思ったあなた、
あなた危ないです。あなたこそ、この本を読まなければなりません。
何故でしょうか? それは、このブログを最後まで読めばわかります。
学校じゃ教えてくれない「お金の集め方」
経済から一番遠い場所で活動しているのが、社会を経験せずに職に就いた「学校の先生」
クラウドファウンディングには、きちんと勝ち方がある。
お金は〇〇を数値化したもの。
このうち一つでも心に引っ掛かりを感じたならば、続きを読んでください。
逆に何も感じなかった人は、絶対に読まなければなりません。危険です!
僕は、社会に出てから、ずっと思っていました。
「なんで学校ではお金の儲け方を教えてくれなかったんだろう? せめて、株の買い方ぐらい教えてくれれば……」
と書いたところで思い出しましたが、中学の社会の先生が言ってました。
「財産収入を手に入れろ! 不動産を買って賃貸で収入を得ろ! そのころ俺は、株の総会屋になって稼いでいる」
とか吹き込んでくれたのは、今になって思えばよかったですね。
お金の話ばっかりで嫌ですか? でも、プロのエンジニアにとって、お金は最も大切なものだと言っていいかもしれない。
だって、プロってお金を稼いでなんぼでしょ?
そして、ものづくりって何のためにするの? お客さんが欲しがっているからですよね? お金を払ってまで欲しいものを、あなたは作るのですよ。
そして、大体のお客さんは、あなたの作ったものを手に入れて販売し、お金を得ます。
そのお金で、家族にご飯を買ったり、もしかしたら赤ちゃんのおむつやミルクを買っているかもしれない。
お金って大事ですよね。
それなのに、エンジニアにはお金を稼ぐのが苦手な人が多い。
稼ぐのが嫌いと言ってもいいほどに。
でもそれじゃいつか、作りたいものも作れなくなってしまいますよ。
PCも最新版にしておきたいし、製造業なら部品がないと何も作れない。
当然ですよね。
これから新入社員のあなたは世の中を学んで、成長して、れっきとしたプロのエンジニアを目指して努力していく。
でも、あなたが生まれたこの時代は
ものの売り方が変わり、働き方が変わり、お金の形が変わり、常識が変わり、道徳が変わっていく。超高速回転で。
先生は教えてくれましたか? 親御さんはどうですか? 会社の先輩は教えてくれますか?
これからどうやって生きていくのが正解か。
そして、そういう時代だと気が付いていない人間もいる。
だって、若いあなたたちは昔を知りえないから、変わっていることに気が付けない。
でも、あなたの指導をしてきた人は、ほとんどが変わる前しか知らない人たち。
聞こえませんか? 鐘の音が。
そのカネこそ「革命のファンファーレ」ですよ。
あれ?ファンファーレってトランペットとか……
キンコン西野さんはみんなに警鐘を鳴らしているのです。
きっとその音色はきっと……「キーン コーン……」
はい。
ある友人は「その人の人生に携わりたい」と言ってファイナンシャルプランナーになりました。
「その人のお金に携わることは、その人の人生に携わることと同じだ」
とも言っていました。
あなたには、お金を稼ぐのが上手で、お金を稼ぐのが大好きなエンジニアになってほしい。
新時代のエンジニアに。この世界を救うエンジニアに。
世界を救うって大げさだって? そんなことはないと思います。
日本のエンジニアが世界を救うお話は
でお伝えしました。
心は心によって生まれ、心によってはぐくまれるお話は
でお伝えしました。
AI市場の30%以上は日本がとらないと、マジで世界は滅びます。
『革命のファンファーレ』を読んで、この世界に生き残ってください。
そして、世界を救いましょう!
🔲実践編
さてさて、西野さんは実践的なお話を沢山されています。
その中でエンジニアとして成長していくために応用できそうな個所をいくつかご紹介しましょう。
🔲感情は環境に支配される
環境はとても大切です。おそらく、遺伝子情報と並ぶぐらいにあなたに影響します。
西野さんは意思の表明できる環境を作ることの重要性を説いています。
彼は表現者ですから、表現できる場があって初めて活きます。
リケダンリケジョの皆さんは、エンジニアとして、研究者として成長できる環境を作ってください。
環境は与えられるものではなく、自ら作るものです。
その為には愛される能力と嫌われる勇気が必要です。
西野さんが言われる『愛される欠陥(許され力)』を磨くことで、おのずと環境は手に入ると思います。
環境ってなんでしょうか? 最新の設備ですか? 潤沢なお金でしょうか?
その通りです。でも、その全てを運んでくるのは人です。
あなたを好きになってくれた人がすべてを運んできます。
リケダンリケジョにとって、人に好かれることはハードルが高いです。
その辺については、
ここに書いています。
ただ、西野さんが言われることと、少し違う内容も混ざっています。
西野さんは『嘘をつかないことを徹底した』そうです。それが信用を勝ち取るために最も大切だと。
冒頭で書いた、『お金は〇〇を数値化したもの』の〇〇に入る言葉は『信用』です。
全編を通して、最も重要だと言われています。この本の根源的な言葉です。
確かにその通りです。
でも私の場合はちょっと違います『その人を守るための嘘はついてもいい』としています。真実は良薬を通り越して劇薬になりかねません。
西野さんほどの信念と行動力と計画性を身につけるまでは、多少グレーでもいいかなと……。
🔲答えはいつも行動が教えてくれる
『答えはいつも行動が教えてくれる』
それと同時に、
『負けない下地を作って、頃合いを見計らって勝負に出る』
とも言われています。
行動が先か、計画が先か悩んでしまいますね。でもそこは意外と簡単な答えがあります。
でお伝えしている通り、行動と計画はペダルの右と左と同じで、どっちから始めても構いません。
西野さんは、どっちからだったんでしょうね?
🔲アッチがだめならコッチだ!
昔は一つの事を貫くことが潔しとされていました。
バブルのころは、「多角化」がキーワードになり、
不況を迎えて、「選択と集中」が企業の課題となりました。
これから(もうずいぶん前からですが)また戻ります。
今のキーワードは「多様性」です。
僕がよくお客さんとの雑談の中で話すのは、
「今は、釣竿を何本並べられるかが勝負ですよね、かかった竿から上げてかないと」
いつも魚がいたポイントは、いまでは何も残っていません。
どこにどんな魚がいるかわからないのです。
西野さんはこのような答えを出しました。
『やりたいことを掛け持つことや、やりたいこと迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ』
おそらく、この辺のお話だと思います。
僕も、似た様なことをお伝えしていましたので、シンパシーを感じましたねぇ。
『限界を超えるほど、美しく大きな山になるための方法』
です。
エンジニアはどれだけ技術に時間を使ったのかがその価値を決めます。
どれだけバグと真摯に向き合ったかが本物とエセを分けます。
でも、西野さんは、それだけじゃだめだと言います。
対談されている藤原 和博さんは
『特段の才能がない「普通の人」でも、1万時間以上、ひとつのことに取り組めば、必ず何かになれる』
と言われています。
僕はさらに三本柱を立てましょうとお勧めしていますので、
3万時間が必要という事ですね。
稼働時間が8h/1dayだとしても
30,000時間 / 8h =3,750日
3,750日 / 365日=10.27年
石の上にも3年って、的を得ているんですね。
🔲種として優秀なのは”年下”
僕が一番大切にしているのはここです。
『はじめに』のページの一発目に書かれていたので、西野さんも気持ちは同じに違いない……と思います。
「ただ、最近の若いやつは……」という苦言は、古代エジプトの古代遺跡にも象形文字で刻まれていたぐらい手垢の付いた言葉で――
審議のほどは、この方にお任せ
ソースは定かではないが、いつの時代も言っていたに違いねぇ。
『だから僕は年下を肯定することから考えはじめるようにしている』
なのだそうです。
僕がこのブログを書いている理由は、まさにここです。
読んですぐに身に付かなくても、一度でも聞いたことがあれば、対処の仕方もかわります。
「あれ、こんな話聞いたことがある」
「なんかこれ、やばいかな?」
と思ってくれる日があるといいなと。
どんな格言も、実際に経験して、つらい思いをして、初めて身になります。
逆に言うと経験しないと身にならない。
でも、ちょっとでも伝えておけば、あなたの辛いときのお役に立てるかもしれない。
というのが、このブログを書いている理由です。
私は製造業を経験しています。
ドーナツ化現象(って知ってます? 今でも習うのかな)によって、都会から製造業が追い出されていきました。
私が働き始めたころには、日本から追い出されてしまいました。
今では人件費の高騰で、中国で作っても日本で作っても、単価はあまり変わらなくなってしまったのに、日本にはもう、受け皿がないんです。
同じように、設計の空洞化も進みました。
誰もが、二の舞になることを知っていながら、その流れを止められない。
リケダンリケジョが働く『場』を失ってはいけない!
というのが、今の私のモチベーションです。
🔲「金かよwww」って思ったあなた、危ないです
さて、締めです。
わかっていただけましたでしょうか。
お金があれば、いろんなことができます。解決できます。
お金のせいで、失ってしまうものが沢山あります。
お金を稼ぐのが下手な種族になりがちな、リケダンリケジョは、
西野さんに学びましょう。
僕と一緒に。