新入社員の君に告ぐ! 大老害時代と4つの言葉
新入社員の皆さんこんにちは!
ご就職おめでとうございます。
桜咲く中、初出勤出来た方は凄くラッキーでしたね。羨ましい。
僕が新入社員だった年は寒かったのを思い出します。
昔、九州から横浜の会社の寮へ引っ越したのですが、荷物より生身の方が先に到着してしまい、布団も何もない中、寒さに震え、苦肉の策でドライヤーを押し入れに引き込んで暖をとった、サムい思い出がよみがえります。
さて、新入社員の皆様には前途洋々明るいお話をしたいところですが、あえて、ちょっと苦い話をします。ごめんなさい。
■大老害時代の到来
僕は、明治維新や、戦後の大復興の一因に、老害の少なさがあるのではないかと考えています。
300年に迫る徳川時代の経験を吹き飛ばしてしまった黒船来航は、老害を捻り潰す力を若者達に与えました。
「年寄りに経験ないなら俺も一緒やん」
と思えたら強いです。
経験で語られたら、若者は反論を封じ込められてしまいます。だって、経験少ないですからね。
戦後の混迷気は老害どころか、働ける男子が激減してしまいました。他国に占領された経験も初めてですから、老害の出番も少なかった。
残った年寄も、よそに口出す余裕がある人は少なかったでしょうね。
サッカー下手でも、フリースペースができればゴールまで一直線です!
当時の若者達は、「やるしかなかったからやっただけ」と答えるかも知れません。
最近、偉い人が『今は明治維新ならぬ平成維新だ』などと仰っていましたか、だったら早く引退して若者に任せてほしいです。
そして、今は少子高齢化時代、つまり、大老害時代です。歴史上、最も老害が多いのが、今なのかもしれません。
皆さんはそんな中、世間と戦って、協力して、切磋琢磨していかなくてはなりません。
その為に、ちょっとでもお役にたちそうな事はないかと考えたのが次の『4つの言葉』です。
実は、お気付きの方も多いと思いますが、このブログ自体が老害の固まりです。
どうやったら、皆さんの力になれるのか、どうやったら、皆さんの心まで届かせることが出来るのかは、このブログの裏テーマなのですが、答えは『届かない』なのです。
理由はいつかこのブログで書きますね。わかっててなぜ、書いているのかも含めてね。
僕ら世代の言葉は既に老害です。
『大きなお友達』はそれを深く刻んで若者達とお話してください(自戒を込めて書いてます)
■世界には4つの言葉しか存在しない
ロジカル思考のリケダンリケジョからは「そんなわけないだろ」と突っ込みが入りそうですが気にせず進めます。
☆4つの言葉
・自分が話しやすい言葉
・自分がわかりやすい言葉
・相手が話しやすい言葉
・相手がわかりやすい言葉
これ以外の言葉は、役に立たないので、無いと言ってもかまわないと言うお話です。
例えば、簡単な例として、外国語がそうです。
日本人は日本語は話しやすいですが、英語はわかりにくい。
アメリカ人にとっても同じことですね。
その他には『敬語』があります。新入社員の皆さんには、苦労されている方も多いかも知れませんね。
敬語は皆さんにとって、話しにくい言葉でしょうね
(早くも5つ目の言葉が出てきてしまったΣ(゜Д゜)
敬語は特に、歳上の方にとって『聞きやすい言葉』
です。
敬語で話せば伝わる事も、ため口をきいては伝わりません。
伝わらない言葉は存在しないのと一緒です。だって、言葉って『伝えるため』に存在するのですから。
だから、皆さんは敬語を練習します。うまく使えるようになった時、今まで話しにくかった敬語が、
あなたにとって『話しやすい言葉』になっていることでしょう。
家族や恋人に対しての言葉も同じです。
「言ってくれなきゃわからない」
「言わなくてもわかるだろ」
なんてのが代表作です。
どちらも正解なんですけどね。
心の声を入れると、こんな感じなのかもしれません。
言ってくれなきゃわからない
(わかってるけど言ってほしい)
言わなくてもわかるだろ
(言っても伝えられる自信はない)
皆さんにとって、愛の言葉は『話しにくい言葉』かも知れません、でも、あなたたちの親世代にとっては、もっと話しにくい言葉らしいですよ。だから、大丈夫(大丈夫なのかな?)
ほとんどの場合、
『自分が話しやすい言葉』は、
相手にとって、わかりにくい言葉なんです。
英語も、敬語も恋愛も一緒です。
『相手がわかりやすい言葉』を学んで、
『自分が話しやすい言葉』にしてしまいましょう。
話を老害に戻します。
老害は拒んでもなくなりません、だから上手に付き合ってください。
あなたにとって、老害が聞きやすい言葉になった時、きっと、大きな力を得るでしょう。
幸運な出逢いを切に願います。
憧れ・尊敬を抱ける老害を探してみてください。
◇おまけ
言葉には『深さ』もあります。
かの有名な伝説上の偉人、ヤン・ウェンリーの比喩を借りて話すなら、
「言葉は心という海に浮かんだ氷山のようなものだ。海面から浮かんでいる部分はわずかだが、それによって海面下に存在する大きなものを知覚したり、感じ取ったりすることができる」
◎言葉の深さ
海面上に見える氷山=
きこえる言葉
(耳に届く、音量、周波数の問題)
海面下の氷山=
理解できる言葉
(頭に届く、ロジックの問題)
心という深い海の底の氷山=
心に響く、突き刺さる言葉
(心に届く、情熱、憧れ、尊敬)
僕のブログが、いつしか老害を脱出するのを夢見て……引き続き、精進いたします……。