新入社員の君に告ぐ 未来妄想が未来創造

リケダンリケジョを応援するブログです

新入社員の君に告ぐ! 大老害時代と4つの言葉

f:id:Masahiro-Sato:20180404232310j:plain

新入社員の皆さんこんにちは!

ご就職おめでとうございます。
桜咲く中、初出勤出来た方は凄くラッキーでしたね。羨ましい。

僕が新入社員だった年は寒かったのを思い出します。

昔、九州から横浜の会社の寮へ引っ越したのですが、荷物より生身の方が先に到着してしまい、布団も何もない中、寒さに震え、苦肉の策でドライヤーを押し入れに引き込んで暖をとった、サムい思い出がよみがえります。

さて、新入社員の皆様には前途洋々明るいお話をしたいところですが、あえて、ちょっと苦い話をします。ごめんなさい。


大老害時代の到来
僕は、明治維新や、戦後の大復興の一因に、老害の少なさがあるのではないかと考えています。

300年に迫る徳川時代の経験を吹き飛ばしてしまった黒船来航は、老害を捻り潰す力を若者達に与えました。

「年寄りに経験ないなら俺も一緒やん」

と思えたら強いです。

経験で語られたら、若者は反論を封じ込められてしまいます。だって、経験少ないですからね。


戦後の混迷気は老害どころか、働ける男子が激減してしまいました。他国に占領された経験も初めてですから、老害の出番も少なかった。

残った年寄も、よそに口出す余裕がある人は少なかったでしょうね。

サッカー下手でも、フリースペースができればゴールまで一直線です!

当時の若者達は、「やるしかなかったからやっただけ」と答えるかも知れません。


最近、偉い人が『今は明治維新ならぬ平成維新だ』などと仰っていましたか、だったら早く引退して若者に任せてほしいです。


そして、今は少子高齢化時代、つまり、大老害時代です。歴史上、最も老害が多いのが、今なのかもしれません。

皆さんはそんな中、世間と戦って、協力して、切磋琢磨していかなくてはなりません。

その為に、ちょっとでもお役にたちそうな事はないかと考えたのが次の『4つの言葉』です。


実は、お気付きの方も多いと思いますが、このブログ自体が老害の固まりです。

どうやったら、皆さんの力になれるのか、どうやったら、皆さんの心まで届かせることが出来るのかは、このブログの裏テーマなのですが、答えは『届かない』なのです。

理由はいつかこのブログで書きますね。わかっててなぜ、書いているのかも含めてね。

僕ら世代の言葉は既に老害です。
大きなお友達』はそれを深く刻んで若者達とお話してください(自戒を込めて書いてます)



■世界には4つの言葉しか存在しない
ロジカル思考のリケダンリケジョからは「そんなわけないだろ」と突っ込みが入りそうですが気にせず進めます。

☆4つの言葉
 ・自分が話しやすい言葉
 ・自分がわかりやすい言葉
 ・相手が話しやすい言葉
 ・相手がわかりやすい言葉

これ以外の言葉は、役に立たないので、無いと言ってもかまわないと言うお話です。

例えば、簡単な例として、外国語がそうです。
日本人は日本語は話しやすいですが、英語はわかりにくい。
アメリカ人にとっても同じことですね。


その他には『敬語』があります。新入社員の皆さんには、苦労されている方も多いかも知れませんね。

敬語は皆さんにとって、話しにくい言葉でしょうね
(早くも5つ目の言葉が出てきてしまったΣ(゜Д゜)

敬語は特に、歳上の方にとって『聞きやすい言葉』
です。
敬語で話せば伝わる事も、ため口をきいては伝わりません。

伝わらない言葉は存在しないのと一緒です。だって、言葉って『伝えるため』に存在するのですから。

だから、皆さんは敬語を練習します。うまく使えるようになった時、今まで話しにくかった敬語が、

あなたにとって『話しやすい言葉』になっていることでしょう。


家族や恋人に対しての言葉も同じです。

「言ってくれなきゃわからない」
「言わなくてもわかるだろ」

なんてのが代表作です。

どちらも正解なんですけどね。

心の声を入れると、こんな感じなのかもしれません。

言ってくれなきゃわからない
(わかってるけど言ってほしい)

言わなくてもわかるだろ
(言っても伝えられる自信はない)

皆さんにとって、愛の言葉は『話しにくい言葉』かも知れません、でも、あなたたちの親世代にとっては、もっと話しにくい言葉らしいですよ。だから、大丈夫(大丈夫なのかな?)


ほとんどの場合、
『自分が話しやすい言葉』は、
相手にとって、わかりにくい言葉なんです。

英語も、敬語も恋愛も一緒です。
『相手がわかりやすい言葉』を学んで、
『自分が話しやすい言葉』にしてしまいましょう。


話を老害に戻します。

老害は拒んでもなくなりません、だから上手に付き合ってください。

あなたにとって、老害が聞きやすい言葉になった時、きっと、大きな力を得るでしょう。

幸運な出逢いを切に願います。

憧れ・尊敬を抱ける老害を探してみてください。



◇おまけ

言葉には『深さ』もあります。

かの有名な伝説上の偉人、ヤン・ウェンリーの比喩を借りて話すなら、

「言葉は心という海に浮かんだ氷山のようなものだ。海面から浮かんでいる部分はわずかだが、それによって海面下に存在する大きなものを知覚したり、感じ取ったりすることができる」


◎言葉の深さ

海面上に見える氷山=
  きこえる言葉
  (耳に届く、音量、周波数の問題)

海面下の氷山=
  理解できる言葉
  (頭に届く、ロジックの問題)

心という深い海の底の氷山=
  心に響く、突き刺さる言葉
  (心に届く、情熱、憧れ、尊敬)


僕のブログが、いつしか老害を脱出するのを夢見て……引き続き、精進いたします……。