新入社員の君に告ぐ 未来妄想が未来創造

リケダンリケジョを応援するブログです

新入社員の君に告ぐ!才能がないと悩んでいるあなたへ!天才とはなんだろう?

才能がないことで悩む必要はない


新入社員の君、こんにちは。
今年も桜の季節がやってまいりました。

君にとっては初めてでしょうが、毎年いたるところで新入社員の君は生まれています。
君は慣れていないでしょうが、受け入れる側はまあまあ慣れていますので、臆することなく行きましょう。

世界中からたまたま同じ職場に就くことになった同僚達には、目を見張るような天才も含まれているでしょう。その人と比べて落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、それは至極自然なことであり、そして、必要のないことでもあります。

ライバル心をあおって向上心の材料にできる人はどんどんやっていいと思いますけどね、世の中そんなに元気のいい人ばかりではありません。

 

「気にしてもしょうがないけれど、どうしても気になってしまう」と思っている人も多いのではないでしょうか。


そんな人に少しでも気にならなくなる材料を提供しようというのが今回ブログの趣旨です。

 

※このブログを読んで頂けている方にはご理解いただけるでしょうが、

「この世には相対値しか存在しない」「人はいやおうなしに比べる」

「でもいつか、自分なりの絶対を作ろう」というのがこのブログのテーマのひとつです。

masahiro-sato.hateblo.jp

比べるのはしょうがない。でも、それによって君のパフォーマンスが下がるのはもったいない。
ちょっとでも気にならないようになったらいいですね。

 

天才とは何か

天才ってどんな人なんでしょうか。それは普通の人ではないということです。
つまり天才を知るには普通を知ることから始まります。


では普通とは何でしょうか。
実は普通の定義はとても難しいのです。世の中はいろんな普通であふれています。

その代表的なのが、
・世の中の大部分を占める普通
・自分にとっての普通
の二つです。

 

世の中の大部分を占める普通

「世の中の大部分を占める普通」はある程度定義できます。
「大部分」を数値で表すこともできます。
正規分布で?σ(シグマ)以下を大部分(普通)とする」と言えるのです。
「全体の?%を占める多数派を大部分(普通)とする」というのも同じ意味です。
(誰がどういう根拠で数値を決めるかは場合によって様々ですが)

 

自分にとっての普通

それから「いや、普通に好きだけど」という普通もありますね。
これは大きく分けると「自分にとっての普通」に入ります。

 

普段、自分が普通に行っていること、普通に持っているもの、価値観。

という普通ですね。


これは全ての人が全員持っていますが、その内容は全員が異なるという厄介な普通です。

「普通好きでしょ?」

「は?そんなわけないでしょ?ふつう嫌いでしょ?」

という具合にみんなの普通は、みんな違うのです。

 

「大部分を占めるから普通」と「全員異なる自分だけの普通」

という、ほとんど全く逆のことも指すのに、同じ「普通」という単語で表しているのでややこしいんです。

 

英語でいうと区別しやすいかもしれません。

日本語で「普通」と表される言葉

normally 標準的に
ordinarily 人並みに
commonly 通例的に
habitually 習慣的に
usually たいていは
generally 多くの人に

他にもたくさんあると思います。

要は、普通の人も、天才の人も、それぞれの普通を持っているのです。

ここでは「世の中の大部分を占める普通(generally)」を中心に話を進めます。

B型は天才肌が多い?

普通とは似たような人がいっぱいいるということです(と定義します)
対して、天才とは少ない人、例えば特徴が際立っている人と表すことができます。


B型には天才肌の人が多いと言われますそれはなぜでしょうか。
それは、A型の方が多いからです。
乱暴に言うと、A型の人は多いから普通で、B型の人は少ないから天才となります。

「すごい!そんな発想は(A型の)普通の人からは出てこないよ!」
となりやすいから、B型は天才肌と呼ばれることが多くなるのではないでしょうか。

これは、後述しますが、
「天才は希少価値が高いが、立場の弱いマイノリティーにもなりやすい」
という問題をはらんでいます。

天才とは普通の人によって決められる

天才にもいろいろありますが、例えば、


抜群の記憶力を持つ
抜群の計算能力を持つ
抜群の身体能力を持つ
抜群の器用さを持つ
抜群の発想力を持つ


などなどいろいろありますね。

普通の人(世の中の大部分を占める標準的な人)から見れば、
「あの人は数学の天才だから数学者になればいい!うらやましい!」と言うでしょうが、

普通の人から抜き出された計算能力の高いグループである数学者に、いざなってみると、そこにも優劣があって、
数学者を分母にしたら、その大部分が普通の数学者になります。

 

つまり、天才と呼ばれるには、天才と呼ぶ普通の人が必要なんですね。

 

ネガティブに言うと、天才は環境の変化によって、今日から普通になったりするんです。
それは努力で何とかなるという話ではなくて、周りの人がその人を何と呼ぶかで決まる、つまり、ハンドルは完全に自分以外の誰かにゆだねられているのです。

 

バカと天才は紙一重

紙一重とは、薄い紙の厚さほどの違いしかないという意味で使われていますが、佐藤はこの表現は間違っていると思っています。

佐藤の定義では、
「バカと天才は紙一重の違いしかない」ではなく、
「バカと天才は紙一重の違いもない、同じもの」なのです。
気を悪くしたらごめんなさい。図で表すと納得していただけると思います。

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普通天才サイコパス

天才とは「世の中の大部分を占める普通(generally)ではない人」という定義をしましたが、
天才には表裏一体の恐ろしい呼び名があるのです。

そう、サイコパスです。

 

サイコパスとは - コトバンク

その人格のために本人や社会が悩む、正常とされる人格から逸脱したもの(出展:デジタル大辞典)

 

サイコパスとは上記のように、「正常とされる人格(普通)から逸脱した人」であり、サイコパスサイコパスと呼んでいるのは普通の人たちです。

 

誤解を恐れずに言えば、普通の人にとって、
被害を与える人をサイコパス
利益をもたらしてくれる人を天才
と都合よく呼んでいるのではないでしょうか。

 

誰かを天才と呼びたくなったときには、その言葉の重さをもう一度噛み締めて考えてみてください。

天才と呼ばれた方は大きな疎外感を感じるかもしれません。

天才も自分にとっては自分が普通ですからね。

 

君がやることはひとつだけ

さて、いつものように長い長い前置きが終わりました。

ここまで読んでいただいた方、お疲れさまでした。


自分が無能だと悩んでいる人へ、悩む必要はないと言っている理由が大体わかっていただけましたでしょうか?

 

「天才:無能」 が言えるとき、 「天才:普通」もまた真と言えます。

(天才:無能) =(天才:普通) よって 無能=普通

 

普通なんだから、もともと悩む必要なんてなかったんです。

 

しかも、天才や無能、普通の区別は、いつの時代に生きて、どのグループに所属しているかなど、周りの環境が決めることであって、あなたの責任はほんの一握りなのです。

 

あなたが果たすべき一握りの責任とは、

「向上心を保ってコツコツ努力すること」

 

そして、もちろん、普通の人も天才の人もおんなじです!

 

「いや、それが難しいんだって!」

 

と言われる方にあえて言いましょう。

 

「その通り!」

 

しかし、知ってください。


天才と呼ばれる人も同じ悩みを持っていて、

「やりぬいた人」と「途中でやめた人」がいるだけなのです。

 

そして、最も重要なのは、天才やサイコパスを、生かすも殺すも普通の人次第

 

天才がそのパフォーマンスを世の中に反映させるためには、普通の感覚を持った、普通の人の協力が必要不可欠なのです。

 

天才と無能に分けず、役割と認識して分担し、チームとしてのパフォーマンスを上げることを考えましょう。

 

ちょっと楽になってきましたか?

天才になる方法

いろいろな天才がいますが、努力やコツでなれるタイプの天才をお教えしましょう。
しかも、仕事の役に立つタイプの天才です!

 

お勧めは「抜群の発想力を持つ天才」です。

 

どんな人かはもうお分かりですね?


普通じゃない発想をする人です。
計算力や身体能力はあまり関係ありません。記憶力が「普通」にあれば大丈夫です。

 

このお話は、ここでも似たような話をしています。

masahiro-sato.hateblo.jp

 

さて、佐藤はよく「変わった発想をするね」と言われていて、それがコンプレックスだったのですが、努力で克服しました。

 

今思えば、努力して普通を勝ち取ったのです。

 

努力の内容は、
「たくさんの人に思いや考えをできるだけ伝えるために、話を整理してわかりやすくすること」


でした。(このブログは努力の結晶です。いや、わかりにくいやんと言われる方、あなたはたぶん天才です)

 

「たくさんの人」とはもうおわかりでしょうが、

「たくさんの人」≒「普通の人」

 

なんですね、だがら、ふつう人の感覚を持たなければなりません。

 

そして、わかりやすい話をするためには、お話を整理する必要があります。


話を整理するためには、頭の中を整理しなければなりません。

 

具体的には、頭の中の情報を、カテゴライズしたり、順番通り並べたり、書籍などで世間一般に紹介されている「整理のルール」にしたがって、記憶のつながりを組み替えていくのです。

 

それができると、
話すときには、きれいに並べられた引き出しからすぐに取り出すことができて、
人から話を聞くときには、整理されたおさまるべき場所へ収納すればよいので理解も速くなります。

 

いいことずくめのようですが「さあ、自由に発想しましょう!」となった時、困ったことが起こりました。

 

「いいこちゃんの発想」しか出てこないのです。

 

「まあ、そうだけどあんまりおもしろくないね」というアイディアばかり。

 

どうしたものかと頭をひねっていた時に、ある話を聞きました。

 

「クリエイティブな人のデスクは散らかってることが多いね」

 

確かに、そんな印象があるなと思った時、ある記憶と結びつきました。

 

softbank孫正義さんがアイディアを出すにはどうしたらいいかと質問されて、

「机の上にカードを置いて、並び替える」

と言われていたのを思い出したのです。「机の上」というワードで整理されていたわけですね。

 

そして気が付きました。

「カードを並び替える?つまり、きれいに整理された情報の中からは、常識的な答えしか出てこない。だから、あえて思いもよらない順番に並び替えて、そこから連想される非常識なワードを拾おうということだ。きれいに整理するとは、みんなと同じルールで並び替えるということであって、みんなと同じ発想をする訓練でもあるんだな」

てこと!


努力やコツでなれるタイプの天才をお教えしましょう。
しかも、仕事の役に立つタイプの天才です!

とお伝えしましたが、佐藤の独自の方法はありますが、それをお伝えするより、こちらを読んでいただくべきでしょう!

孫さんすごいからね!

 

w-masukake.com

 

非常識を手に入れることはすなわち「普通でなくなること」=「天才になること」と言ってもよいのではないでしょうか?

 

君が人生のどこかで天才の力を手に入れることを願っています。

 

そして、元から持っている「普通の感覚」と組み合わせれば、高いパフォーマンスを発揮できるでしょうし、天才と呼ばれる人の考えも理解できるようになり、両者の橋渡しをできるようにもなります。

 

そんな人がいつの時代も最も必要とされる人だと、佐藤は思っています。