エンジニアが秀でているもの
🔲技術者の最も秀でた部分
『私が考える』技術者の最も秀でた部分と言うお話です。
私が勝手に思っているだけですが、多くの方に頷いていただける内容ではないかと思います。
それは、
『自分より優れたエンジニアは全員神様である』
と、プロのエンジニアは『自然』に思っているところです。
上司、部下、お客さま、業者さんの枠を超えて、
純粋に、その技術を尊敬し、崇めあっているのです。
何かを作る事になったとき、自分の実力の範疇を超える場合は、何らかの方法で、外から調達する事になります。
技術書や、部品のデータシート、ネットの記事を読みあさりますが、時間の制約がありますので、一番効果的な方法を取る事になります。
🔲一番効果的な方法
知ってる人に聞く!
いなければ探す!
随分、他力本願に聞こえますが、プロのエンジニアにとって、最も大切な事は、納期に間に合わせることです。
《一番は、お客様の満足度をじゃないですか?》
と、思った新入社員のあなた! 正解です!
ただ、お客様の満足は、機能・性能によるものだけではありません。
一日納期が遅れると、一日お客様のビジネスが遅れます。
もちろん、自社に入ってくるお金も、一日……もしかしたら一ヶ月遅れます。
『プロ』の定義はお金を稼ぐことですから、こだわらなければなりません。
ですので、人に教えてもらえないと、期限内に終わらないと悟るや、三顧の礼を持ってしてでも、お教え願います。
そして、そこには、その技術を身に付けるに至った、果てどもない労力への敬意が確実にありま
す(自分が苦労していれば、しているほどにね)
もろもろ、全部引っくるめて、神様の様に感じているのです。
🔲ぺーぺーなのに頭を下げられた
私がエンジニアになって2,3年の新人の頃、さる大企業の課長様が私に頭を下げて言われました。
「勉強させて下さい、お願いいたします」
実は大企業で会社を動かしているのは課長さんたちです。
一番えらいのは課長さんです。
課長さんたちが実質的に大企業を支えています、
そんな、偉い課長さんが、なぜ、私のようなペーペーに頭を下げられたのか、当時の私には理解できませんでした。
腰の低い人だな、ぐらいにしか思えませんでした。
「君が身につけたその技術に、どれぐらい時間がかかったかは考えなくてもわかる。頭を下げるのは当然だろ?」
惚れました、そして、奮い立ちました。
いろいろご迷惑もお掛け致しましたが、なんとかやりきりました。
キレイナ画像がテレビに映ったときには、一緒にガッツポーズして叫びましたね。
🔲どの業界でも敬意は大切
もちろん、どの業界でも敬意をはらうことは、言わずものがな大切ですが、特にエンジニアには、技術という太い柱が誰にも共通しているので、自然と身に付いているのです。
大切な事を自然と身に付けている、エンジニアの最も誇るべき、秀でた部分だと思います。