新入社員の君に告ぐ! 大老害時代と4つの言葉
新入社員の皆さんこんにちは!
ご就職おめでとうございます。
桜咲く中、初出勤出来た方は凄くラッキーでしたね。羨ましい。
僕が新入社員だった年は寒かったのを思い出します。
昔、九州から横浜の会社の寮へ引っ越したのですが、荷物より生身の方が先に到着してしまい、布団も何もない中、寒さに震え、苦肉の策でドライヤーを押し入れに引き込んで暖をとった、サムい思い出がよみがえります。
さて、新入社員の皆様には前途洋々明るいお話をしたいところですが、あえて、ちょっと苦い話をします。ごめんなさい。
■大老害時代の到来
僕は、明治維新や、戦後の大復興の一因に、老害の少なさがあるのではないかと考えています。
300年に迫る徳川時代の経験を吹き飛ばしてしまった黒船来航は、老害を捻り潰す力を若者達に与えました。
「年寄りに経験ないなら俺も一緒やん」
と思えたら強いです。
経験で語られたら、若者は反論を封じ込められてしまいます。だって、経験少ないですからね。
戦後の混迷気は老害どころか、働ける男子が激減してしまいました。他国に占領された経験も初めてですから、老害の出番も少なかった。
残った年寄も、よそに口出す余裕がある人は少なかったでしょうね。
サッカー下手でも、フリースペースができればゴールまで一直線です!
当時の若者達は、「やるしかなかったからやっただけ」と答えるかも知れません。
最近、偉い人が『今は明治維新ならぬ平成維新だ』などと仰っていましたか、だったら早く引退して若者に任せてほしいです。
そして、今は少子高齢化時代、つまり、大老害時代です。歴史上、最も老害が多いのが、今なのかもしれません。
皆さんはそんな中、世間と戦って、協力して、切磋琢磨していかなくてはなりません。
その為に、ちょっとでもお役にたちそうな事はないかと考えたのが次の『4つの言葉』です。
実は、お気付きの方も多いと思いますが、このブログ自体が老害の固まりです。
どうやったら、皆さんの力になれるのか、どうやったら、皆さんの心まで届かせることが出来るのかは、このブログの裏テーマなのですが、答えは『届かない』なのです。
理由はいつかこのブログで書きますね。わかっててなぜ、書いているのかも含めてね。
僕ら世代の言葉は既に老害です。
『大きなお友達』はそれを深く刻んで若者達とお話してください(自戒を込めて書いてます)
■世界には4つの言葉しか存在しない
ロジカル思考のリケダンリケジョからは「そんなわけないだろ」と突っ込みが入りそうですが気にせず進めます。
☆4つの言葉
・自分が話しやすい言葉
・自分がわかりやすい言葉
・相手が話しやすい言葉
・相手がわかりやすい言葉
これ以外の言葉は、役に立たないので、無いと言ってもかまわないと言うお話です。
例えば、簡単な例として、外国語がそうです。
日本人は日本語は話しやすいですが、英語はわかりにくい。
アメリカ人にとっても同じことですね。
その他には『敬語』があります。新入社員の皆さんには、苦労されている方も多いかも知れませんね。
敬語は皆さんにとって、話しにくい言葉でしょうね
(早くも5つ目の言葉が出てきてしまったΣ(゜Д゜)
敬語は特に、歳上の方にとって『聞きやすい言葉』
です。
敬語で話せば伝わる事も、ため口をきいては伝わりません。
伝わらない言葉は存在しないのと一緒です。だって、言葉って『伝えるため』に存在するのですから。
だから、皆さんは敬語を練習します。うまく使えるようになった時、今まで話しにくかった敬語が、
あなたにとって『話しやすい言葉』になっていることでしょう。
家族や恋人に対しての言葉も同じです。
「言ってくれなきゃわからない」
「言わなくてもわかるだろ」
なんてのが代表作です。
どちらも正解なんですけどね。
心の声を入れると、こんな感じなのかもしれません。
言ってくれなきゃわからない
(わかってるけど言ってほしい)
言わなくてもわかるだろ
(言っても伝えられる自信はない)
皆さんにとって、愛の言葉は『話しにくい言葉』かも知れません、でも、あなたたちの親世代にとっては、もっと話しにくい言葉らしいですよ。だから、大丈夫(大丈夫なのかな?)
ほとんどの場合、
『自分が話しやすい言葉』は、
相手にとって、わかりにくい言葉なんです。
英語も、敬語も恋愛も一緒です。
『相手がわかりやすい言葉』を学んで、
『自分が話しやすい言葉』にしてしまいましょう。
話を老害に戻します。
老害は拒んでもなくなりません、だから上手に付き合ってください。
あなたにとって、老害が聞きやすい言葉になった時、きっと、大きな力を得るでしょう。
幸運な出逢いを切に願います。
憧れ・尊敬を抱ける老害を探してみてください。
◇おまけ
言葉には『深さ』もあります。
かの有名な伝説上の偉人、ヤン・ウェンリーの比喩を借りて話すなら、
「言葉は心という海に浮かんだ氷山のようなものだ。海面から浮かんでいる部分はわずかだが、それによって海面下に存在する大きなものを知覚したり、感じ取ったりすることができる」
◎言葉の深さ
海面上に見える氷山=
きこえる言葉
(耳に届く、音量、周波数の問題)
海面下の氷山=
理解できる言葉
(頭に届く、ロジックの問題)
心という深い海の底の氷山=
心に響く、突き刺さる言葉
(心に届く、情熱、憧れ、尊敬)
僕のブログが、いつしか老害を脱出するのを夢見て……引き続き、精進いたします……。
人は比べたがる 普通ってなに? みなし絶対とは?
🔲みなし絶対とは?
この世に『絶対』は存在しない。
絶対とは、国語的な意味では『他と比べられないほど隔絶しているもの』という意味だそうで、『絶対君主』みたいな、他に類を見ないほどの絶大な権力を持っている――という感じで使うのでしょうが、他に類を見ない『ほど』と言っている時点で、比べようと思えば比べられるわけで、本当に何者とも比べられないものなど存在するはずがない。
リケダンリケジョにとって、一番身近な絶対は絶対値、絶対零度などでしょうか。
絶対値とは相対値の反対語で
相対値が『何かと比べて得られる値』であり、絶対値は(ざっくばらんに言うと)『これはこれ!』と決められている値です。
突き詰めて書くと長くなるのでこの辺にしておきましょう。
とにかく、ゆらぎの中に存在しているこの世界には、もちろん、ゆらいでいないものなどなく、つまり絶対は存在しない。
なぜすべてが揺らいでいると言えるのかと言えば、この世界の外側からこの世界を見ることができれば……長くなるのでやめるんだった。
失礼しました。
でも、それでは色々と都合が悪いので、絶対がある事になっている世界は多いです。
特にリケダンリケジョには、絶対が多い。
先ほど言った、絶対零度は原子が振動するときに発生するのが熱だから振動しなくなったら絶対に熱もないでしょ? だったり、
きっと、聞いたことはないですが、
長さが無い物は絶対0mなのでしょう。
重さが無いのは絶対0kg、速さも……あと、校正後の測定器は絶対!
でも、それって便宜上絶対だと取り扱っているだけですよね。
長さがないものなんて、3次元には存在できないし、速さがないものは自転・公転している地球上にはありえない。
絶対は無い、でも、絶対は必要。
紛らわしいので、誰かの都合で決められた絶対の事を
『みなし絶対』
と呼ぶことにします。
🔲比べたがるのではなく、比べるしかない
絶対は存在しないとすれば、在るのは相対のみです。
だから、『人は比べたがる』のではなく、『比べるしかない』のです。
絶対に近いものを探して、定義付けて、それを『基準』としています。
例えば、『時間』がそうです。
確かめたことは無いですが、時間は標高が変われば違うそうです。
重力が強いほど時間はゆっくり進むので、ブラックホールにはいつまでたっても到着できない……
なんて、アキレスと亀のパラドックスみたいですが、
時間は、どんな状況でも一定ではないので絶対ではないですが、そんなことを言っていてはめんどくさい。
だから、特定条件での原子の振動を基準としています。時間の『みなし絶対』ですね。
でも、僕達の生活の中で、時間のゆらぎが気になることはありません。だから、つい、時間は絶対だと思ってしまう。
絶対は在ると思い込んでしまいます。
ですので、あえて『みなし絶対』と言う言葉を使って、
「この絶対はどんな条件での絶対なのか」
と自分に問う時間を作ろうというのが、『みなし絶対』という言葉を作った目的です。
🔲普通ってなに? 自分を絶対とみなす
「普通はそんなことしないよ」
「それは普通じゃないよ」
って、普通に良く使います。
でも、じゃあ普通ってなに? と問われれば、あなたは、なんと答えますか?
「みんながそう言うから」
では、みんなってどこの国の誰と誰で、何人でしょうか。
「今日も昨日も、去年もそうだったから、明日もそう」
では、何日続けば普通なのでしょうか。
明確な定義はないので、みなし絶対ですらないのですが、みなし絶対に慣れている僕達は、ついつい
「絶対そうだって!」
なんて言ってしまいます。
じゃあ、定義してしまいましょう。
『自分』をみなし絶対とすれば、自分と違うものは普通ではないって事になりますね。
でも、それは、とても危険な事であることは、あなたも良くお分かりでしょう。
🔲それでも絶対が欲しい
それでも絶対が欲しければ、やはり、自分できめるしかありません。
自分は絶対にゆるがないと決めれば、その時点であなたは絶対で、普通の基準はあなたです。
でも、敵も障害も増えるでしょう。辛い事、ケンカも増えるでしょう。
矛盾する絶対同士は対立しますから。
例えば営業と技術は必ずケンカをします。
営業が言う
「絶対できます」と
技術が言う
「絶対できません」は
同じ意味だったりします。
「納期を守って、仕様通りに、全数を納品することは絶対にできません。でも、何とかご納得いただける形にして絶対に検収を上げて頂きます」
という意味だったり。
技術と営業が本気でケンカできる会社はきっと素晴らしい物を作ると思います。
自分をみなし絶対としたものを、『信念』と呼びます。
あなたには、是非、信念を貫いていただきたいと切に願います。
この世にないものを生み出すとき、作り出すときには、何かと比べることができない、実績を示せず、データに基く仮定でしか進められない事があるでしょう。
その時、ゆるがない絶対があなたの中にあれば、きっとうまくいくのではないかと、僕は思うのです。
#革命のファンファーレ を読んだら必ず感想文を書け
『がんばれ!リケダンリケジョ!新入社員の君に告ぐ!革命のファンファーレはこう読め!』
#革命のファンファーレを読んだら必ず感想文を書け
と僕の好きな人が言うので、しょうがなくペンをとった次第です……。
と、いうわけでどうせなら、このブログのメインテーマとひっかっけて、
『がんばれ!リケダンリケジョ!新入社員の君に告ぐ!革命のファンファーレはこう読め!』
という、長ったらしいタイトルで書いてみたいと思います。
早速ネタばらししますが、この本で一番面白いところは、
『ドモホルンリンクル』と『ヴィダルサスーン』は僕の中での「必殺技っぽい名前」のツートップだ。
というところです。
あとは、趣味が分かれるところですが……
チ〇凸待ちのア〇ル
こんなところに赤線引きたくなかった……
のいづれかです。
そして最も素晴らしい言葉は、
「努力は必ず報われる。報われない努力があるとするなら、それはまだ努力と言わない」――王貞治
ですね。これだけでも、この本を買う価値があるってもんです。
間違いない。
あとは、徹頭徹尾、ずーーーっとお金の話……。
あ、ここ重要です。↑この上の行を読んで、「金かよwww」って思ったあなた、
あなた危ないです。あなたこそ、この本を読まなければなりません。
何故でしょうか? それは、このブログを最後まで読めばわかります。
学校じゃ教えてくれない「お金の集め方」
経済から一番遠い場所で活動しているのが、社会を経験せずに職に就いた「学校の先生」
クラウドファウンディングには、きちんと勝ち方がある。
お金は〇〇を数値化したもの。
このうち一つでも心に引っ掛かりを感じたならば、続きを読んでください。
逆に何も感じなかった人は、絶対に読まなければなりません。危険です!
僕は、社会に出てから、ずっと思っていました。
「なんで学校ではお金の儲け方を教えてくれなかったんだろう? せめて、株の買い方ぐらい教えてくれれば……」
と書いたところで思い出しましたが、中学の社会の先生が言ってました。
「財産収入を手に入れろ! 不動産を買って賃貸で収入を得ろ! そのころ俺は、株の総会屋になって稼いでいる」
とか吹き込んでくれたのは、今になって思えばよかったですね。
お金の話ばっかりで嫌ですか? でも、プロのエンジニアにとって、お金は最も大切なものだと言っていいかもしれない。
だって、プロってお金を稼いでなんぼでしょ?
そして、ものづくりって何のためにするの? お客さんが欲しがっているからですよね? お金を払ってまで欲しいものを、あなたは作るのですよ。
そして、大体のお客さんは、あなたの作ったものを手に入れて販売し、お金を得ます。
そのお金で、家族にご飯を買ったり、もしかしたら赤ちゃんのおむつやミルクを買っているかもしれない。
お金って大事ですよね。
それなのに、エンジニアにはお金を稼ぐのが苦手な人が多い。
稼ぐのが嫌いと言ってもいいほどに。
でもそれじゃいつか、作りたいものも作れなくなってしまいますよ。
PCも最新版にしておきたいし、製造業なら部品がないと何も作れない。
当然ですよね。
これから新入社員のあなたは世の中を学んで、成長して、れっきとしたプロのエンジニアを目指して努力していく。
でも、あなたが生まれたこの時代は
ものの売り方が変わり、働き方が変わり、お金の形が変わり、常識が変わり、道徳が変わっていく。超高速回転で。
先生は教えてくれましたか? 親御さんはどうですか? 会社の先輩は教えてくれますか?
これからどうやって生きていくのが正解か。
そして、そういう時代だと気が付いていない人間もいる。
だって、若いあなたたちは昔を知りえないから、変わっていることに気が付けない。
でも、あなたの指導をしてきた人は、ほとんどが変わる前しか知らない人たち。
聞こえませんか? 鐘の音が。
そのカネこそ「革命のファンファーレ」ですよ。
あれ?ファンファーレってトランペットとか……
キンコン西野さんはみんなに警鐘を鳴らしているのです。
きっとその音色はきっと……「キーン コーン……」
はい。
ある友人は「その人の人生に携わりたい」と言ってファイナンシャルプランナーになりました。
「その人のお金に携わることは、その人の人生に携わることと同じだ」
とも言っていました。
あなたには、お金を稼ぐのが上手で、お金を稼ぐのが大好きなエンジニアになってほしい。
新時代のエンジニアに。この世界を救うエンジニアに。
世界を救うって大げさだって? そんなことはないと思います。
日本のエンジニアが世界を救うお話は
でお伝えしました。
心は心によって生まれ、心によってはぐくまれるお話は
でお伝えしました。
AI市場の30%以上は日本がとらないと、マジで世界は滅びます。
『革命のファンファーレ』を読んで、この世界に生き残ってください。
そして、世界を救いましょう!
🔲実践編
さてさて、西野さんは実践的なお話を沢山されています。
その中でエンジニアとして成長していくために応用できそうな個所をいくつかご紹介しましょう。
🔲感情は環境に支配される
環境はとても大切です。おそらく、遺伝子情報と並ぶぐらいにあなたに影響します。
西野さんは意思の表明できる環境を作ることの重要性を説いています。
彼は表現者ですから、表現できる場があって初めて活きます。
リケダンリケジョの皆さんは、エンジニアとして、研究者として成長できる環境を作ってください。
環境は与えられるものではなく、自ら作るものです。
その為には愛される能力と嫌われる勇気が必要です。
西野さんが言われる『愛される欠陥(許され力)』を磨くことで、おのずと環境は手に入ると思います。
環境ってなんでしょうか? 最新の設備ですか? 潤沢なお金でしょうか?
その通りです。でも、その全てを運んでくるのは人です。
あなたを好きになってくれた人がすべてを運んできます。
リケダンリケジョにとって、人に好かれることはハードルが高いです。
その辺については、
ここに書いています。
ただ、西野さんが言われることと、少し違う内容も混ざっています。
西野さんは『嘘をつかないことを徹底した』そうです。それが信用を勝ち取るために最も大切だと。
冒頭で書いた、『お金は〇〇を数値化したもの』の〇〇に入る言葉は『信用』です。
全編を通して、最も重要だと言われています。この本の根源的な言葉です。
確かにその通りです。
でも私の場合はちょっと違います『その人を守るための嘘はついてもいい』としています。真実は良薬を通り越して劇薬になりかねません。
西野さんほどの信念と行動力と計画性を身につけるまでは、多少グレーでもいいかなと……。
🔲答えはいつも行動が教えてくれる
『答えはいつも行動が教えてくれる』
それと同時に、
『負けない下地を作って、頃合いを見計らって勝負に出る』
とも言われています。
行動が先か、計画が先か悩んでしまいますね。でもそこは意外と簡単な答えがあります。
でお伝えしている通り、行動と計画はペダルの右と左と同じで、どっちから始めても構いません。
西野さんは、どっちからだったんでしょうね?
🔲アッチがだめならコッチだ!
昔は一つの事を貫くことが潔しとされていました。
バブルのころは、「多角化」がキーワードになり、
不況を迎えて、「選択と集中」が企業の課題となりました。
これから(もうずいぶん前からですが)また戻ります。
今のキーワードは「多様性」です。
僕がよくお客さんとの雑談の中で話すのは、
「今は、釣竿を何本並べられるかが勝負ですよね、かかった竿から上げてかないと」
いつも魚がいたポイントは、いまでは何も残っていません。
どこにどんな魚がいるかわからないのです。
西野さんはこのような答えを出しました。
『やりたいことを掛け持つことや、やりたいこと迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ』
おそらく、この辺のお話だと思います。
僕も、似た様なことをお伝えしていましたので、シンパシーを感じましたねぇ。
『限界を超えるほど、美しく大きな山になるための方法』
です。
エンジニアはどれだけ技術に時間を使ったのかがその価値を決めます。
どれだけバグと真摯に向き合ったかが本物とエセを分けます。
でも、西野さんは、それだけじゃだめだと言います。
対談されている藤原 和博さんは
『特段の才能がない「普通の人」でも、1万時間以上、ひとつのことに取り組めば、必ず何かになれる』
と言われています。
僕はさらに三本柱を立てましょうとお勧めしていますので、
3万時間が必要という事ですね。
稼働時間が8h/1dayだとしても
30,000時間 / 8h =3,750日
3,750日 / 365日=10.27年
石の上にも3年って、的を得ているんですね。
🔲種として優秀なのは”年下”
僕が一番大切にしているのはここです。
『はじめに』のページの一発目に書かれていたので、西野さんも気持ちは同じに違いない……と思います。
「ただ、最近の若いやつは……」という苦言は、古代エジプトの古代遺跡にも象形文字で刻まれていたぐらい手垢の付いた言葉で――
審議のほどは、この方にお任せ
ソースは定かではないが、いつの時代も言っていたに違いねぇ。
『だから僕は年下を肯定することから考えはじめるようにしている』
なのだそうです。
僕がこのブログを書いている理由は、まさにここです。
読んですぐに身に付かなくても、一度でも聞いたことがあれば、対処の仕方もかわります。
「あれ、こんな話聞いたことがある」
「なんかこれ、やばいかな?」
と思ってくれる日があるといいなと。
どんな格言も、実際に経験して、つらい思いをして、初めて身になります。
逆に言うと経験しないと身にならない。
でも、ちょっとでも伝えておけば、あなたの辛いときのお役に立てるかもしれない。
というのが、このブログを書いている理由です。
私は製造業を経験しています。
ドーナツ化現象(って知ってます? 今でも習うのかな)によって、都会から製造業が追い出されていきました。
私が働き始めたころには、日本から追い出されてしまいました。
今では人件費の高騰で、中国で作っても日本で作っても、単価はあまり変わらなくなってしまったのに、日本にはもう、受け皿がないんです。
同じように、設計の空洞化も進みました。
誰もが、二の舞になることを知っていながら、その流れを止められない。
リケダンリケジョが働く『場』を失ってはいけない!
というのが、今の私のモチベーションです。
🔲「金かよwww」って思ったあなた、危ないです
さて、締めです。
わかっていただけましたでしょうか。
お金があれば、いろんなことができます。解決できます。
お金のせいで、失ってしまうものが沢山あります。
お金を稼ぐのが下手な種族になりがちな、リケダンリケジョは、
西野さんに学びましょう。
僕と一緒に。
エンジニアが秀でているもの
🔲技術者の最も秀でた部分
『私が考える』技術者の最も秀でた部分と言うお話です。
私が勝手に思っているだけですが、多くの方に頷いていただける内容ではないかと思います。
それは、
『自分より優れたエンジニアは全員神様である』
と、プロのエンジニアは『自然』に思っているところです。
上司、部下、お客さま、業者さんの枠を超えて、
純粋に、その技術を尊敬し、崇めあっているのです。
何かを作る事になったとき、自分の実力の範疇を超える場合は、何らかの方法で、外から調達する事になります。
技術書や、部品のデータシート、ネットの記事を読みあさりますが、時間の制約がありますので、一番効果的な方法を取る事になります。
🔲一番効果的な方法
知ってる人に聞く!
いなければ探す!
随分、他力本願に聞こえますが、プロのエンジニアにとって、最も大切な事は、納期に間に合わせることです。
《一番は、お客様の満足度をじゃないですか?》
と、思った新入社員のあなた! 正解です!
ただ、お客様の満足は、機能・性能によるものだけではありません。
一日納期が遅れると、一日お客様のビジネスが遅れます。
もちろん、自社に入ってくるお金も、一日……もしかしたら一ヶ月遅れます。
『プロ』の定義はお金を稼ぐことですから、こだわらなければなりません。
ですので、人に教えてもらえないと、期限内に終わらないと悟るや、三顧の礼を持ってしてでも、お教え願います。
そして、そこには、その技術を身に付けるに至った、果てどもない労力への敬意が確実にありま
す(自分が苦労していれば、しているほどにね)
もろもろ、全部引っくるめて、神様の様に感じているのです。
🔲ぺーぺーなのに頭を下げられた
私がエンジニアになって2,3年の新人の頃、さる大企業の課長様が私に頭を下げて言われました。
「勉強させて下さい、お願いいたします」
実は大企業で会社を動かしているのは課長さんたちです。
一番えらいのは課長さんです。
課長さんたちが実質的に大企業を支えています、
そんな、偉い課長さんが、なぜ、私のようなペーペーに頭を下げられたのか、当時の私には理解できませんでした。
腰の低い人だな、ぐらいにしか思えませんでした。
「君が身につけたその技術に、どれぐらい時間がかかったかは考えなくてもわかる。頭を下げるのは当然だろ?」
惚れました、そして、奮い立ちました。
いろいろご迷惑もお掛け致しましたが、なんとかやりきりました。
キレイナ画像がテレビに映ったときには、一緒にガッツポーズして叫びましたね。
🔲どの業界でも敬意は大切
もちろん、どの業界でも敬意をはらうことは、言わずものがな大切ですが、特にエンジニアには、技術という太い柱が誰にも共通しているので、自然と身に付いているのです。
大切な事を自然と身に付けている、エンジニアの最も誇るべき、秀でた部分だと思います。
あたらしい共存の形
🔲カラスに掃除を依頼する。
カラスに煙草の吸い殻を集めてもらうそうです。
吸い殻を入れたら餌が出る、自動販売機的なものを置こうという試みです。
https://thenextweb.com/artificial-intelligence/2017/10/06/1082787/#.tnw_gb0MwPYR
カラスを奴隷にしてはダメだ、人間を教育しましょう、というごもっともなご指摘をされているらしいですが……。
報酬を与えているから奴隷ではないとは思うのですが、でも、人間が思っているよりもカラスは賢いですよ。
きっと、吸殻探しなんて非効率的なことはせず、灰皿荒らしに始まり、タバコの盗難が相次いで、さらに、強盗被害や、住居進入、放火(火の付いているタバコを持ち歩く?持ち飛ぶ?)
など、人間の歴史よろしく、
★盗賊団ブラッククロウ★
なんてやつが幅を利かせる事になりはしないかと、そのほうが心配です。
🔲新しい共存の形
さて、犬や猫、馬など、人間と暮らすことで、その能力を高めた動物たちはたくさんいますね。
インターネットの登場により、急速にライフスタイルを変えていく人間に、追従していく動物はいるのでしょうか。
カラスに仕事をしてもらうとしたら、何をしてもらいましょうか。
🔲カラスさんとIoT
僕なら、IoTをお願いします。
カラスさんにソーラー、メモリー、送受信機をつけてもらいます。邪魔にならないように、小さくしなきゃね。
例えば、山の中、森の奥など、電波の届かないところのデータを集めなけらばならないとき、そこらを縄張りとする、カラスさんたちの出番です。
データ発信源の近くにカラスさんが立ち寄ったとき、電波通信で、カラスさんのメモリーを更新します。
ドロップボックスみたいに、Wi-Fiが繋がったときに、データを同期するんです。
カラスさんが飛び回る内に、メモリーを持った複数のカラスさんたちのデータが全て同期されます。
その内の一羽が、僕のおうちの近くにきたら、見事、森の奥深くのデータが手元に届くわけです。
庭先にクッキーでも焼いて置いておけば、報酬は足りるでしょうか?
情報を運ぶのは、電波だけではないのです、という固定観念を打ち破って、製品化を目指してみよう!
(実は、似たようなコンセプトの企画を提案して没になったばかりなのですが……そのうち、リトライしてみよう)
ご興味のあるかたは、是非投資してください(笑)
新入社員の君に告ぐ! ~知識と経験はどちらが先か~
~知識と経験、自信と実力、ペダルの右と左、PDCAサイクル~
「先輩! 知識と経験はどちらを優先したら良いのでしょうか」
「そんなこと考えている暇があったら、どっちかやりなさい」
世の中には、どちらを優先すべきか、選択肢に悩むことが沢山ありますね。
選択肢の多さ=ストレス機会の多さ=不幸
という考え方もあります。
できるだけシンプルに行きましょう。
加えて言うと、こんな悩みに取り付かれている時は、ずいぶん頭でっかちになっているときです。そう言う時は、体を動かした方がいいですね、では行動が先? いいえ、遊びに出かけるのが先です(笑)
悩む必要のない悩みは、極力排除しましょう。
私は、悩む必要のない悩みを
『迷い』
と呼んでいます。
上岡竜太郎さんに教えていただきました(TVを介して)そのお話はいつかする……かな?
どっちが先?
知識と経験はどちらが大事でしょうか、答えは両方です。
では、どちらを先にするべきでしょうか。答えは、どちらでもいい、です。
ある人は言います。
先ず、十分に調べてから、行動を起こすべきだ――つまり、十分な知識を得てから、綿密な計画を立てて行動すべきだ。
ある人は言います。
どんなに調べても、現場に行かないと、知り得ない情報もある、まず、行動を起こして、経験を元にした知識を選択して学ぶべきだ。
どっちも正しいですよね、より正しい方はどちらか……なんて考えるのはナンセンスです。
他にも見つかる、悩む必要のない悩み
自信と実力はどちらが大切でしょうか、答えは両方です
では、どちらが先でしょうか、実力が無ければ、自信を持てません。自信がなければ、実力を発揮する事が出来ません。両方なければ、どっちもできないですね。
自転車のペダルの右と左は、どちらが大切でしょうか、答えは両方です。
では、自転車のペダルの右と左は、どちらを先に漕ぐべきでしょうか、答えは、当然、どちらでも良いですね。
知識と経験、自信と実力、ペダルの右と左、三者に共通して、一番大切な事は、どちらでも良いから、まずは一歩を踏み出す事です。右足を出せば、左足は自然とついてきます。まずいと思えば、ブレーキをかけて止まれば良いのです。一度止まった後に、また、どちらか好きな方から漕ぎ出せばよいのです。
自転車には乗れるのに、知識も経験も、自信も実力も手に入れられない人が沢山いるのは何故でしょうか。
それは、始めの一歩がとても重たいからかもしれません。
行く先に霧がかかって前が見えないからかもしれません。
様々な理由の根っこあるのは、『あるもの』を受け入れる心の準備ができていないと言う事だと思います。
『あるもの』を受け入れられれば、知識、経験、自信、実力、何も持たなくても、自然と勇気が湧いてきます。
前に進むしかないと、腹が据わります。
何かを成し遂げる為に、始めに必要なもの、それは勇気です。
勇気だけあれば、とりあえず、オーケー。
必要なものは、後から自然についてきます。
勇気とは、具体的に言うと、『自分を信じる、心の強さ』ではないでしょうか。
じゃあ、『あるもの』ってなんでしょう?
なんとなく心に浮かんだものがありませんか?
それが答えで、いいと思います!
がんばりましょう!
PDCAサイクルはどこからまわす?
はい、どこからでもいいです。
まずまわしましょう。
計画してもよい、とにかくやってみても、確認しても、改善しようとしても、
サイクルはまわらないとサイクルになりません。
何か行動を起こせば、そこに、何か種が見つかります。
種から出た芽は、きっと次のヒントになるでしょう。
種を集めているうちにPDCAはまわっていくでしょう。